去る8月、レジスタで長年温めてきた企画、「企業交流会」を実施しました。
交流会の目的は、定着支援で伺う企業様の様々な障害者雇用における困りごとに対して、福祉職員からの情報提供のみではなく、同じ立場の企業様同士での情報提供が有益で参考になるのでは?との思いからでした。2年ほど前から「社内における障害者雇用」というテーマでアンケートをしたり、個別で聞き取りを行うなど準備を進め、企業様の協力も得ながら企画を行いました。
当日は企業様が講師として話題提供をしていただいた後、グループに分かれて意見交換を行いました。7社から12名の方が参加してくださり、グループトークも所定の時間を30分ほどオーバーしてお話をされる様子もありました。参加した方からも、「本日共有できた課題や対応方法を次にこうして集まるときにどうなったかを報告しあえたら」などのご意見もいただき、こうしたつながりの場が必要とされていると感じました。このような活動が、障害がある人の働きやすい職場づくりの一助となれたらと思います。
レジスタで行っている職場体験実習のご紹介です。
レジスタから就労したOBが働く企業様が、訓練のプログラムの一つである職場体験実習も受け入れていただいています。体験実習の目的は様々な会社での仕事を体験することで、会社の方から参加者の強みや練習ポイントを伝えてもらい、訓練の状況を確認することや自信を高めることや、自分が働きやすい仕事内容・環境を見つけること、などなど、たくさんあります!サービス業や製造業など様々な経験をすることで、徐々に自分を発見していくことができます!
レジスタの就労移行の訓練の特徴として、外部に出て行う訓練が多くあることがあげられます。今回はマンションでの清掃業務について紹介します。
階段、踊場、廊下等の掃き掃除や拭き掃除を行なう、日常清掃と、5階~1階の廊下をポリッシャーという機械を使用して磨いていく定期清掃があります。
定期清掃では、利用者さん同士が声を掛け合いながら、業務の分担を行なっていくので、協調性を高めるうえでも、非常に大切な現場になっています。
レジスタの就労移行で行った、コミュニケーショントレーニングのプログラムをご紹介します。
今回は「十人十色ゲーム」「ペーパータワー」の2つのテーマで進めていきました。
各グループ同士で話し合う機会や、自分と他者の価値観は違うことを、今回の取り組みを通して楽しく学んで頂きました。この日はレジスタに実習生さんが来ていましたが、他の利用者さん達と、自然と関わることができ、距離も近くなった1日でした!
就労移行では、毎日朝礼後のルーティンとして、着席時の正しい姿勢を維持する練習を行っています。
面接時の姿勢や相手に良い印象を与えることが出来るように練習していますが、当初は1分程で姿勢が崩れてしまってた方でも、毎日続ることで今では5分経過しても正しい姿勢を維持して着席すること出来るようになりました!
今回は就労移行で行っている職場体験実習について紹介します。
レジスタでは就職に向けた訓練の一貫として、一般企業様にご協力して頂き、職場でのお仕事体験を実施しています。
目的は様々ありますが、就労経験がない方にとっては実際の仕事を経験するチャンスでもあり、自分に合う仕事を考える機会にも繋がっていきます。
昨年度からブロンコビリー様にも体験実習のご協力を頂いております。
食器洗浄のお仕事やサラダバーで使用する野菜の仕込み等、時間帯によって業務が変わり、お昼のピーク時には洗い物がどんどん溜まっていく為、状況に応じた動きや効率を考えて作業を進める必要があるので実習に参加する利用者さんにとっても非常にいい経験になっています!
今回はレジスタで行っている作業訓練について紹介させて頂きます。
館内での軽作業として外部からの受注作業を行っており、単純なプラスチック製品の組み立て作業ではありますが、反復して取り組む中で集中力や作業量の意識向上を目的に、今年度から積極的に請け負い取り組んでいます。
就労移行の訓練の中で、ネジ袋入れ・計量というものがあります。
ネジの種類・袋の種類・個数・グラム数、それぞれ書かれた紙を、クジ引きの形式で
選び、選んだ内容をそれぞれ訓練シートに記入します。
この作業の目的は・・・
①計量器を使用し、数字の見方を練習する。
②決められた重さ、個数を間違えずに準備する。→セルフチェックの意識向上。
③袋の大きさに合わせた、手先の使い方を練習する。
利用者さんの中には、小数点が苦手な方がおられ、そういう方には、画像のような小数点が記載された補助用紙を使って練習する事があります。
不得意な事は、それを補う補助具を使って練習し、出来る事を増やしていけるように
訓練では工夫し取り入れています。
今回は就労移行で取り組んでいる模擬面接の取り組みを紹介します。
就労移行を利用し、求職活動を目指されている方の訓練として、毎年模擬面接を行なっています。面接管はレジスタの職員だけではなく、外部の支援機関の方々にも協力して頂き、本番を想定して利用者の方々にも参加してもらっています。
事前に応募する求人条件を考え、履歴書の作成をしたうえで当日を迎えます。初めて参加される方の中には、当日前から緊張で不安になられる方もいてますが、貴重な経験に繋げてもらえるよう、職員側もしっかりサポートしていきたいと思います。
就労先の会社の方のお話しです。
仕事を伝える側に障がいについて思い込みがある可能性を常に意識し、障がいがある人のありのままの姿を捉えて関わることで、ご本人がのびのび成長する可能性は大いにひらけます。周囲がご本人とかかわるうえで大切にしたい心構えを学びました。
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Rさんはもうすぐ1年になりますがとても真面目に働いてくれています
仕事の内容はお掃除が中心です
施設へのボランティアカットは20年前から続けていますが
雇用したことがなく長年の目標でした
1企業としての役目ですからね
雇用してみて分かったことが沢山あります
最初は何もできないのではないかと恐る恐る仕事をしてもらっていました
そんな僕の姿勢のせいでできないことが当たり前になってしまって
できなくてもしかたないからいいのだと思っていました
しかしそれは間違いでした
できないのではなくどこまでするのかが分からないのです
僕が勝手にここまでしかできないと思い込んでいました
社内でのいろいろな試行錯誤を事務所メンバーと模索しながら
就労サポートの方にも協力して頂いて
だんだんと接し方や指導の仕方が見えてきて
今は最初に比べると段違いにレベルが上がってきました
それでもまだまだできると思いますので
プロレベルまでなってほしいと思っています
将来は社内で一番掃除ができる人になることが目標です
今世の中はコロナで環境が変わって精神的に落ち込んでいる人が多いですが
Rさんはずっと変わらずいつも元気です
受け入れ当初は接し方がわからず甘えてしまうこともありましたが
今はそれもなくなり頑張ってくれています
僕はRさんからいろいろなことを気付かせていただいています
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